会社の福利厚生で
レ・ミゼラブルのチケットが買えたので、スペシャルキャストの日で行くことに

チケットは友達が取ってくれたのだけれど、彼女は舞台がとても好きなくせに、席にこだわらないのがすっごく不思議。
今回も前の方ではあったけれど、上手側の見切れがある席だった。。。
正面か、2Fから見たかったなー。
やっぱり席は人に任せたらダメね。
ロビーには恒例?の書き込みがあったので、写真を撮らせてもらった。
東北への応援メッセージ。

それ以外にも各俳優さん達のコメント色紙もあったので、それは続きに。。。
今日のキャスト




1幕冒頭では音響さんの調整が微妙で俳優さんたちが何を言っているのかものすごく聞こえ辛かった。。。
だんだん調整されて聞き取れるようになったけれど。
今井さんのバルジャンはさすが。
本当にさすが。
ラストのファンティーヌが向かえに来るところで涙が溢れてしまって、まさか泣くとは思ってもいなかったので、タオルなんてカバンにはいったままで足元にあるし、あのシーンで取り出すのも嫌だし。
手でぬぐいながら観るハメに。
やっぱり手にタオルは持ってみるべきね。
今井バルジャンは、力強く、優しく、声も素敵だし、もういう事がない。
存在感も半端ないし。
加賀さんのジャベは、ちょっと声量が落ちちゃったのかしら?って気はしたけれど、元々がめちゃくちゃ凄かっただけなので、最初に違和感があったくらい。
でも加賀さんはやっぱりジャベよりもバルジャンのが好きかも。
加賀ジャベと今井バルジャンの対立は、体格のいい2人なので、それは迫力のあるものでした。
島田さんのエポは、まったくブレない、今までに観た素晴らしいエポニーヌのままで、ソロもマリウスの腕で死に行く姿もそれはとても儚げでいて、切なくもあり、コゼットへの複雑な思いも入り乱れながらの素晴らしいエポでした。
島田さんの声はとても好きだし、キャラとしてもエポが好きなので、本当に切なくなってしまった。。。
岡さんのアンジョルラスはもーーーーーーー、素敵。
アンジョってマリウスよりも役者としてはやりたい役じゃないのかな?なんて思ったり。
私は役者でも男でもないけれど。
岡さんのアンジョはなんでそんなにマリウスが好きなんだーーーーってマリウスに嫉妬したくなるくらいマリウスが大好きなアンジョだと思う(笑)
立ち居振る舞いも素敵だし、リーダーシップも、最後の死に様も本当に素敵。
もちろん舞踏会も

禅さんのマリウスもそれはさわやかで。。。
コゼットさえ違う人ならもっと拍手を送りたいのだけれど、なんでカテコはコゼットとセットなのだろうかと毎回思う。。。
禅さんのマリウスは生と死について悩んだり、恋と友情に悩んだりと悩みっぱなしの癖にエポの恋には鈍感で、エポにとってはきつい頼みごとしかしないし、エポ好きとしてはなんてヤツなんだって思いもするけれど、禅さんのマリウスは憎めないんだよねー。
そして岡さんと禅さんは声量半端なく、たまに現役ジャベだよなーなんて思ったりもした。
岩崎さんのファンティーヌは、ちょっと個人的には残念だった。
たぶん岩崎さんのファンティーヌの役の作り方がかわったのかもしれないけれど、歌い方とか、歌詞への気持ちの入れ方とか、歌の語尾とかがマルシアのファンティーヌにちょっとにていたかもしれない。
「聖女」というか「純な」って感じのファンティーヌではなかったように思えた。
もちろん歌は素敵だったけれど。。。
もうちょっと儚さがあったらよかったなーなんて。
テナルディエとその奥様。
奥様は森さんのが好みだから、出来れば斎藤さんと森さんとで見たかったけれど仕方が無い。。。
テンポのいいところは相変わらずで間のあけ方とかも最高

自然に拍手を誘う演技はさすがです!!!
司祭様は、正直1幕のちょこっとしか出ていないのだけれど、その後のバルジャンの人生、考え方に多大な影響を与える役なので、とても重要な役。
正直毎回その場面で泣きそうになるし。
もちろん今回も林さんの司祭の歌で泣きました。。。
ガブローシュもリトルコゼットも子役が上手かった

歌も台詞もちゃんとしていたし、ガブローシュは最後のカバンの放り投げの位置も高さもばっちり。
友達は絶賛していた。
ソワレを見たので、カテコにいなかったのが残念。。。
そしてそして何より残念だったのが(毎回のことだけれど)コゼット。。。
コゼットってあんな歩き方するのか?(ガサツ)
とか気になりだすとキリがない。
歌も声量がないものだから、マイクの音量上げすぎで微妙だし、これでもかって表情だけで演技しようとしてるのも冷める。
今までで一番嫌だったのは早見さんのコゼだったけれど、それ以上に受け入れられないコゼだった。。。
次は他のコゼでお願いしたい。。。
って出来るだけ選んで行こうっと。
そしてアンサンブルの皆様方。
結構目立つ人が多く、演技も歌も存在感も目が行く人が多かった。
特に男性アンサンブルの皆様方が素晴らしく(もちろん女性も素晴らしかったけれど、余計に素晴らしいって意味で)、どのシーンも見ごたえのある舞台でした。
やっぱり舞台って飛びぬけて素晴らしい人が数人いてもダメなのよね。
バランスいいのが一番。
だから余計にコゼが一段も二段もダメに見えてしまうのは仕方がないのかも。