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新橋演舞場、歌舞伎NEXT 阿弖流為 7/22 昼

ちょっとしたご縁があり、松竹創業120周年 歌舞伎NEXT 阿弖流為を新橋演舞場で観てきました。




出演者が市川染五郎さん、中村 勘九郎さん、中村 七之助さん ってくらいしか事前に調べてなくて、話の内容も全く知らずに観に行った。
チケットを用意してくれた友達からは「歌舞伎じゃないけど歌舞伎だよ」って。

歌舞伎は好きなのよ。
でもあまり観に行かずに過ごしてきたんだけど、私の感はやっぱり正しかった(笑)
これ、私が踏み入れちゃいけない世界だったよね。うん。
ハマるよ、これ。
ハマっちゃうよーーーー。
形から入るから、きっと着物欲しいとか言い出すよ、私。
いかん、いかんよ。
破産確実だよ。

って全然舞台の話になってない。
感想は続きへ。

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阿弖流為 : 市川 染五郎
坂上田村麻呂利仁 : 中村 勘九郎
立烏帽子/鈴鹿 : 中村 七之助
阿毛斗 : 坂東 新 悟
飛連通 : 大谷 廣太郎
翔連通 : 中村 鶴 松
佐渡馬黒縄 : 市村 橘太郎
無碍随鏡 : 澤村 宗之助
蛮甲 : 片岡 亀 蔵
御霊御前 : 市村 萬次郎
藤原稀継 : 坂東 彌十郎
-------------------------------
ちょっと、いえ、かなりステキすぎる舞台でした。
歌舞伎俳優の立居振舞、というか所作というか、もうただただ美しい。
特に七之助さんの動きすべてが美しい。。。
手の動き、顔の動き、振り向きざまやもう、そこに佇んでいるだけでも美しい。
彼(というか彼女)が出ている間は私の目は七之助さんにしか行かなかった。

もちろん染五郎さんや勘九郎さんもステキだし、他のすべての人たちも本当にステキだった。
でも私の好みが七之助さんだったのですよ。
七之助さんは気づくと2役、いや、2.5役って言ってもいいのかもしれない。
演じ分けがうまい。
というか引き込まれた。
鈴鹿というか立烏帽子か、の人格がぶれていく様は観ている側をぐっと引き込む。
えっ?
鈴鹿?え?まさか…って。
そして別の鈴鹿が登場で…。
脚本も素晴らしければ、演じる七之助さんも素晴らしい。

途中突っ込みもあったり、笑いどころもあったり、でもストーリーはなかなか重い。
おそらくアドリブと思われる熊のシーンがある(笑)
なんと蛮甲の妻が熊なのですよ。
誰も突っ込まないから鈴鹿(七之助さん)が突っ込む。←私もなんで?なんで熊???って思っていたから突っ込みが気持ちよかった(笑)
「誰も突っ込まないけど」ってちゃんと言ってから突っ込む!

すると、蛮甲がシャケもとってくるんだっていう。→熊川でシャケ取る→鈴鹿になげる→鈴鹿受け取り、それを上に放り、落ちてきたところを素早く切る→お皿で受け取る(おそらく刺身?切り身か)→それを後ろにいる蝦夷の人たちに渡す→受け取った人たちが一口ずつ食べながら次々と隣の人へと渡していく→阿弖流為(染五郎さん)笑う。
鈴鹿も笑ってた。
なかなか終わらないから。

音楽というか音・光・そして歌舞伎俳優さん、というか歌舞伎界の方々。
全ての融合が本当に気持ちいいくらいで、これぞ歌舞伎!!!って感じ。
昔から受け継がれている歌舞伎のファンの方々にしてみたら、ちょっとって思っている方ももちろんいると思う。
けど、この歌舞伎NEXTっていうのは、江戸時代とか昔の人たちが歌舞伎を観て感じていた感覚と
まったく同じ感覚、ワクワク、とかハラハラとかそういったものを、時代は違えど同じ感覚でとらえられているんだと思う。
あー、うまく表現できない。
当時は当時の、そして今は今の、このワクワクを楽しみたくて、みんな劇場に通っていたんだろうな。
それは何百年たっても変わらない気持ちなんだろうな。
やっぱり「引き継がれているもの」っていうのは、どれも素晴らしいものだし、素晴らしい事だと思う。
引き継いでいってる方々は、本当に大変なんだと思うけれど。

話自体は信じていた→裏切りってのがこれでもかってくらい出てくる。
ほぼ大和朝廷側だけど。
蝦夷側にもあるけど、それは笑えるし、最後に大事になってくるからそれはよい(笑)

坂上田村麻呂が本当にかわいそうなんだけど、それをかわいそうとは思わせない。
心根がまっすぐで豪快。
それを演じ切っていた勘九郎さんがまた素晴らしい。
笑いもきっちり取るし。
少女のような本当の鈴鹿とのやり取りもまた切ない。。。
ちょっと恋心とか抱き始めちゃうんじゃって感じだったから。
どんな気持ちで阿弖流為に鈴鹿の形見を渡したのかとか想像すると、もう切なくて。

阿弖流為の染五郎さんは私の位置だとちょっと残念だったところが何か所か。
これは位置の問題だから、染五郎さんのせいではない。
下手花道脇に座っていたので、染五郎さんの後ろ姿でのせりふ回しが前から飛んでくる音にかき消されてしまって、ところどころ何を言っているのか聞こえづらいところが何か所か。
でもそんなの雰囲気でいいの。
実際の戦場の臨場感のようなものだと思ったから。
きっと戦ってる人たちはこの程度、もしくはまったく聞こえないはずって。
鬼気迫る阿弖流為。
阿弖流為はもののけ姫のアシタカのような感じ。
神殺しで追い出されってところが。
最後は切ないし。
でも鈴鹿と一緒のラストにはほっとしたし、ちょっと泣けた。

鈴鹿、そして立烏帽子の七之助さん。
さっきも書いちゃったけれど、どこを切り取っても美しい。
ただ、この演目花道はほぼ全力疾走(笑)
それは七之助さんも同じ。
彼は上手側が多かったので、私の下手側は回数的にはほんとうに少なくて、その意味では切なくなった(笑)
あ、話がそれた。
そう、全力疾走なの。
なのでその時だけは、ちょいちょい男の子が見え隠れしていた気が。。。
それでもかわいいんだけど。

全員上げていきたいけれどきりがないので、最後にもうお一方だけ。

坂上田村麻呂のお姉さんで、帝の巫女の御霊御前の市村萬次郎 さん。
もう、すっごい。
すっごいとしか稚拙な表現しかできないよ、私。
威圧されるわけじゃないけど、存在感半端なく、この人すごいって感じさせる何かがある。
七之助さんとは違うけど、美しい。
いるだけで存在するだけで美しいって感じ。
歌舞伎俳優さんって本当にすごい。

そしてこれ。



演舞場に入るときに渡された。
2幕前に腕につけておいてくださいねって。
蝦夷の星空になるって(最後に)。
もちろん幕間に仕込みました。

最後は思わず立ち上がってしまった。
普段はちょっと周りを気にするのですよ、私でかいから。
でも今日はそんな配慮も吹っ飛ぶくらい、本当にすてきだと思ったので、すぐに立ち上がって拍手してしまった。

最後のカーテンコール(歌舞伎ではなんていうんだろう)では、センターの染五郎さんが鳴りやまない拍手に対して、どうしていいのかわからず、両隣の中村兄弟に助けを求めるのに、勘九郎さんは1歩も2歩も下がって(笑)首を振るばかり。
で、下手隣りにいた七之助さんに助けを求める。
そしたら踊っちゃったよ、かわいいよ、どうしよう、かわいすぎるよ!!!
そのあとは染五郎さんが変な踊りし始めて、それも一緒に踊っちゃったよ。
周りは…!!って雰囲気で踊ってくれなかったのに(笑)
七之助さん、ステキだなー
もちろん坂上田村麻呂とは全然違う染五郎さんもステキだったけれど。

相変わらず勢いで書いてるから、何書いてるのか自分でもよくわからなくなってきたけど、この舞台本当に面白い。
もっと近くで観たいし、もっとチケット代高くても人は観に行くと思うし行きたい。
あーーーー、また観たい!!!!


そしてお客様もステキだった。
着物姿の方も多かったし、杖をお持ちの方も多かったけれど、みなさん他の方々に気を配っているし、舞台もステキだし、客もステキ。
本当に素晴らしい。
私も着物着て(似合うなら、そしてその財力があるなら)歌舞伎を観に行ってみたい。
死ぬまでには。。。
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阿弖流為 印象に残った台詞 | Home | しばしの別れ。。。

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